Denture

噛むことと認知症の関係性  
きちんと噛めることは、好きなものを自由に食べられるだけでなく、認知症予防にも大きく寄与します。
これは噛むことによって口腔周囲および頭部への血流が良くなり、結果として脳細胞を活性化させるからです。 
実際、歯がないと認知症になりやすいことが医学的統計でも明らかになっています。 ですから、虫歯や歯周病、外傷などで失った歯はそのまま放置せず、義歯(入れ歯)で補うことが全身の健康にとっても良いことといえます。
噛むことと認知症の関係
総入れ歯と部分入れ歯について
入れ歯は、失った歯の見た目や機能を補う装置です。失った歯の本数や残った歯の状態によって、入れ歯の設計も変わります。 
そんな入れ歯は、総入れ歯と部分入れ歯の2種類に分けることがきます。どちらが適しているかは、患者様のお口の状態できまりますので、まずはお気軽に当院までご相談ください。ここでは総入れ歯と部分入れ歯について、それぞれの特徴をわかりやすく解説します。
総入れ歯と部分入れ歯
  • 総入れ歯
    総入れ歯
    総入れ歯は、すべての歯を失ったケースに適用されます。人工歯と粘膜を覆う義歯床(ぎししょう)から構成される装置で、お口の中には粘膜に吸着させることで固定します。 
    そのため、使用中にずれる・外れるといったトラブルも起こりやすいですが、設計を工夫したり、より良い材料を選択したりすることで、装着感も改善されます。 
    比較的大きい装置なので、最初は違和感・異物感も大きいですが徐々に慣れていきます。
  • 部分入れ歯   
    部分入れ歯 
    部分入れ歯は、歯を1~複数本失ったケースに適応されます。人工歯と留め具であるクラスプ、粘膜を覆う義歯床から成ります。  残っている歯の状態によって、入れ歯の形態も大きく変わります。自由診療であれば、留め具のない設計にすることも可能です。ほぼすべてのケースに使える適応範囲の広い義歯となっています。 総入れ歯と同様、素材を厳選したりすることで、審美性・機能性・耐久性を向上させることも可能です
義歯とインプラントとブリッジの違い
失った歯の治療としては、義歯とインプラントとブリッジの3つの選択肢があります。(ケースによって治療の可否はございます)
義歯は取り外し式の装置であり、お手入れが楽なのですが、安定性はそれほど高くはありません。 
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療法で、固定式の装置に分類されます。その構造は天然歯とほぼ同じであり、硬いものでもしっかり噛めます。周囲の歯に負担をかけることもありません。ブリッジも固定式の装置ではありますが両隣の歯を削ってその維持を求めます。それぞれにメリットデメリットございますが、患者様のご要望に真摯に耳を傾け、患者様のご希望に沿った治療法の提案ができればと考えております。
義歯とインプラントとブリッジの違い
保険入れ歯と自費入れ歯の違い
保険診療の入れ歯は、使用できる素材がレジンもしくは熱可塑性樹脂というプラスチックに限られるため強度の観点から厚さがどうしても出てしまいます。 
人工歯も義歯床もレジンとなるため、色が付きやすかったり、壊れやすかったりします。 
部分入れ歯に関しては、金属製のクラスプと呼ばれるバネのようなものが必須となります。一方、自費診療の入れ歯は、使用できる素材に制限がないことから、審美性・機能性・耐久性を追求できます。 
例えば、クラスプのない部分入れ歯や、食べ物の熱が伝わりやすい金属床の総入れ歯を作ることも可能です。
保険入れ歯と自費入れ歯の違い
義歯の種類
  • レジン床義歯(保険適用)
    レジン床義歯(保険適用)
    素材の主要な部分がレジンというプラスチックでできている入れ歯です。レジン床義歯は保険適用であり比較的コストを抑えて作ることができます。厚さは出てしまいますが保険適応というメリットは大きいです。
  • 金属床義歯(自費診療)
    金属床義歯(自費診療)
    素材の主要な部分が金属でできている義歯です。強度があるため、プラスチック製の義歯よりも薄く、義歯を装着した際の違和感が少ないというメリットがあります。また、食事の際に食べ物の温度が分かるため、食事を楽しむことができます。
  • ノンクラスプデンチャー
    ノンクラスプデンチャー
    通常の部分入れ歯は金属のバネで止めるため、その部分が審美的に悪くなります。しかし、ノンクラスプデンチャーは、その金属のバネの部分がないため見た目がきれいになります。
    金属アレルギーがある方も安心してご利用いただけます。
  • シリコーン義歯(コンフォート義歯)
    シリコーン義歯(コンフォート義歯)
    歯茎と接する面にシリコーンを使用している義歯です。シリコーン素材は柔らかく歯茎に吸着しやすいため、痛みが少なく、硬いものでもしっかり噛めるという特徴があります。

料金を確認する

Care for dentures

義歯も自分の歯と同じように食事による汚れが付着するため、清潔に保つことが大切です。義歯のお手入れの方法は以下となります。

≪お手入れ≫

  • Step

    洗面器に水をためる

    歯ブラシでよく清掃する

    義歯用のブラシを使って優しくブラッシングします。その時研磨剤の入っている歯磨き粉は使用しないでください。表面に見えない傷をつくってしまい細菌繁殖の温床となる可能性が指摘されています。また適度な力で磨くようにしましょう。
  • Step

    入れ歯を外して義歯の清掃をする

    入れ歯洗浄材にいれる
    市販のもので大丈夫ですので歯ブラシでよく洗い終わったら入歯洗浄剤につけましょう。この時注意点として総入れ歯用、部分入れ歯用があるので使用方法に従って使ってください。間違えると金属部分の腐食につながる可能性があります。
    寝ている間も義歯を付けるかどうかは、かかりつけの歯科医に確認してください。

    Get your ideal life with dentures

    • 歯が抜けた状態をそのままにしておくと、食事や会話がしづらくなるだけでなく、噛み合わせも悪くなります。歯を失った場合は放置せず、すぐに歯科医院を受診しましょう。おいしくものが噛める喜びは一生涯続きます。西大島駅近くで義歯の治療を受けたい方は、ぜひ当院へご来院ください。

      義歯で理想の生活を手に入れよう