Whitening

ホワイトニングは歯の黄ばみをきれいにして、歯を白く見せる治療です。歯の黄ばみは、飲み物や食べ物による着色汚れや、タバコのヤニによる汚れでも起こります。また、日本人は歯の表面にあるエナメル質が薄いため、歯の黄ばみが目立ちやすいという特徴があります。 歯のホワイトニングを受けることで歯が白くなり、笑顔に自信を持つことができます。
ホワイトニングとは?

Difference between Whitening and Cleaning

歯科では、ホワイトニング以外にもクリーニングという処置で歯の汚れを取り除くことができます。どちらも似たような処置と思われがちですが、施術内容も期待できる効果も大きく異なります。 
ホワイトニングは、過酸化水素や過酸化尿素からなる薬剤を使って“歯を漂白する処置”です。 
歯質内部に沈着した汚れを化学的に分解・除去できるのが特長です。クリーニングは、あくまで“歯のお掃除”であり、漂白作用はありません。歯の表面に付着した歯垢やステインなどを取り除くのが主な目的です。このように両者には、根本的な違いがあります。
ホワイトニングとクリーニングの違い

Risk of Whitening

歯科医院のホワイトニングは、歯科医師の監督のもと行われる処置であり、安全性は保証されています。 
ただし、ホワイトニングも医療行為である以上、必ずいくつかのリスクを伴います。とくに多いのが施術中や施術後に生じる知覚過敏です。 その他、歯の表面が荒れた、歯茎が痛い、施術前より歯が黄ばんだ、といった症状に見舞われるケースもあります。 こうしたリスクは適切な方法でホワイトニングすることで、限りなくゼロに近付けることが可能です。 ここではそんなホワイトニングに伴うリスクと失敗を回避するために注意すべき点について解説します。
知覚過敏
ホワイトニングで最も起こりやすいトラブルは、知覚過敏です。冷たい飲み物や食べ物を口にした際に“歯がしみる”症状ですが、人によって強い痛みに感じます。 
ただ、ホワイトニングで起こる知覚過敏は、あくまで一時的な症状であり、長引くことはまずありません。 
また、薬剤によって歯にダメージが及んでいるわけはない点もしっかり理解しておきましょう。 歯の表面に肉眼では確認できない傷や亀裂が入っていると、ホワイトニング剤が象牙質まで浸透して「しみる」という症状を引き起こします。 
これは比較的強い薬剤を使用するオフィスホワイトニングで起こりやすい症状です。
知覚過敏
歯の表面が荒れた
ホワイトニング直後に「歯の表面が荒れた」と感じる患者様もいらっしゃいます。これは歯の表面を覆っているペリクルなどの被膜がホワイトニング剤によって除去されてしまうからです。 
言うなれば歯が“丸裸”の状態となっており、一見すると歯面が荒れたように見えます。 
ホワイトニングから時間が経過すると、歯面に再びペリクルが形成され、光沢を帯びるようになりますのでご安心ください。ただし、もともと歯が摩耗していたり、加齢によって傷んでいたりすると、ホワイトニングで歯面が荒れることもあります。
歯の表面が荒れた
歯茎が痛い
オフィスホワイトニングでは、比較的作用の強い薬剤を使用することから、事前に「歯肉保護」を行います。 
専用の材料を使って歯茎を覆うため、基本的に歯茎を傷めることはありませんが、何かの拍子に薬剤が流れ出てしまうこともあります。そうしたケースでは、歯茎に薬剤の刺激が伝わり、痛みが生じます。 
患者様がご自宅で行うホームホワイトニングでも、薬剤の取り扱いを誤ると歯茎に痛みが生じる場合があります。 
ホームホワイトニングを実施する際には、必ず歯科医師・歯科衛生士の指示通りに薬剤を取り扱うようにしてください。
歯茎が痛い
逆に黄ばんだ
ホワイトニングは、歯の着色を改善するための処置ですが、施術前より黄ばんでしまうというトラブルもゼロではありません。これはホワイトニング処置そのものが歯を黄ばませるのではなく、施術後の食事が根本的な原因となります。 
ホワイトニング直後は歯が丸裸の状態となっており、施術前より着色しやすくなっています。そこでコーヒーや紅茶といった色素の強い食品を口にすると、歯がより強く黄ばんでしまうのです。 
そのため、ホワイトニングから少なくとも48時間は、色の濃い食べ物・飲み物は避けるようにしてください。
逆に黄ばんだ

Flow of Whitening

ホワイトニングの流れは、施術法によって変わります。ここではオフィスホワイトニングの流れを詳しくご紹介します。

◎オフィスホワイトニングの例

  • お口の中の検査
    お口の中の検査
  • 歯面の汚れを除去
    歯面の汚れを除去
  • シェードテイキング(歯の色の確認)
    シェードテイキング
    (歯の色の確認)
  • 歯肉の保護
    歯肉の保護
  • 薬剤の塗布
    薬剤の塗布
  • 光照射
    光照射
  • 効果の確認
    効果の確認
  • フッ素塗布
    フッ素塗布
ホームホワイトニングでは、お口の中の検査が終わった後に、歯の型取りを行います。それを元に製作したマウストレーとホワイトニング剤を用いて、ご自宅で施術していただきます。

How to Choose Clinic

ホワイトニングはいわゆる“審美治療”の一種であり、どこの歯科医院で受けても同じ結果が得られるというものではありません。 歯科医院選びを間違えると、ホワイトニングで失敗することもあるため要注意です。そこでホワイトニングを検討中の方は、以下に挙げるポイントを意識しながら歯科医院を選ぶようにしてください。

歯科医院を選ぶポイント

  • ホワイトニングの実績が豊富
  • 幅広い審美治療に対応している
  • 説明がていねい
  • 費用の内訳をしっかり提示してくれる
この中でもとくに審美治療が得意かどうかは重要なポイントとなります。

Whitening

歯のホワイトニングには、大きく分けて以下の種類があります。

ホワイトニングの種類

  • オフィスホワイトニング
    歯科医院で行うホワイトニングです。専用の薬剤を歯に塗布して特殊な光を当てることで、歯を白くします。1回の施術で歯を白くすることができますが、後戻りしやすいため、継続的に治療を受ける必要があります。
  • こんな人に向いています
    ・結婚式や面接など、大切なイベントを直前に控えている方
    ・プロにお任せして安心して歯を白くしたい方
    ・自分でホワイトニングできるか不安な方
  • ホームホワイトニング
    歯科医院ではなく自宅で行うホワイトニングです。マウスピースに専用の薬剤を付けて装着し、ホワイトニングを行います。マウスピースを装着することで少しずつ歯を白くすることは可能ですが、時間がかかってしまいます。
  • こんな人に向いています
    ・歯科医院の予約を取って通院する暇がない人
    ・マイペースに歯を白くしたい人
    ・白い歯をできるだけ長く維持したい方
  • デュアルホワイトニング
    オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2つを行うホワイトニングです。歯科医院のホワイトニングを受けつつ、自宅でもホワイトニングを行います。
    デュアルホワイトニングは、それぞれのホワイトニングのメリットを得られる特徴があります。手間はかかりますが、歯が白い状態を長持ちできるホワイトニングです。
  • こんな人に向いています
    ・即効性が高く、長持ちしやすいホワイトニング効果が得たい方
    ・歯の白さ・美しさを追求したい方

Whitening effect

ホワイトニングの効果

ホワイトニングで使用する薬剤には、歯の着色汚れを分解して無色透明にすることで、本来歯が持つ白さを取り戻すことができます。また、ホワイトニングの薬剤には、歯の内部の色素を分解する効果があり、本来の歯の白さよりもさらに白い歯を手に入れることができます。
また、加齢や歯の摩耗による歯の黄ばみに対しては、歯の表面をすりガラス状にすることで、光の反射により白くみせることができます。このように、歯のホワイトニングは、着色汚れを分解したり、歯の構造を変化させることで白い歯を手に入れます。ホワイトニングの効果は、永久的に持続するわけではありません。徐々にまた色が付き始めていくので、定期的にリタッチすることをおすすめします。

How Much Is the Whitening Price?

ホワイトニングの治療は、歯の病気を治す治療ではないため健康保険適用とならず、歯科医院ごとに料金が異なります。また、実際の料金も歯の本数やホワイトニングの種類、どの程度まで白くしたいかによって異なります。
当院では、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングに対応しており、以下の料金で治療を行っております。

料金を確認する

    • オフィスホワイトニング1回目
      その後 もっと白くしたい方
      30,800円
      2回目以降 10,120円
    • ホームホワイトニング
      30,800円
    • デュアルホワイトニング
      (オフィス2回+ホーム2週間)
      71,720円

Foods You Cannot Eat After Whitening

ホワイトニング直後は、施術前より着色しやすくなっているため、以下に挙げるような食品は口にするのを控えてください。
  • コーヒー
  • 紅茶
  • 赤ワイン
  • カレー
  • キムチ
これらはあくまで一例です。基本的に色の濃い食べ物・飲み物は着色性が強いので、ホワイトニングから48時間程度は避けてください。それ以降は口にしても問題はないのですが、色素の強い食品を習慣的に摂取すると、色の後戻りも早まります。 ホワイトニングの効果を少しでも長持ちさせたいのであれば、施術から48時間以降も色の濃い食品を避けるようにしましょう。

Foods You Can Eat After Whitening

  • 水、牛乳、日本酒、焼酎、白ワイン
  • 白いご飯またはパン
  • うどん、そうめん
  • 白身魚、海老、しらす
  • 牛乳、チーズ、ヨーグルト
  • 大根、白菜、ジャガイモ、里芋
ホワイトニングを受けた後でも、色のないもの・薄いものであれば口にしても問題はありません。
例えば「水」はホワイトニング直後から飲むことができます。 ただ、色が薄かったり、白かったりしても、酸性度の高いものは要注意です。 具体的にはヨーグルトのような乳製品は真っ白ではあるものの、ホワイトニング剤によって丸裸となった状態の歯にはあまり良くありません。 
レモンジュースを始めとした清涼飲料水も色は薄いものの、酸性度は高くなっているので注意が必要です。 
つまり、ホワイトニング後は歯に対して刺激の少ないものを選んで口にするのが望ましいです。

Get white teeth with whitening

歯の黄ばみはホワイトニング治療によって白くすることができます。ホワイトニングの方法には種類があるので、自分に合った方法を選びましょう。
江東区西大島駅近くで歯のホワイトニングを受けたいとお考えの方は、ぜひ当院へご来院ください。
ホワイトニングで白い歯を手に入れよう